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東京衛生病院での計画無痛分娩記録④〜3日目 ようやく産まれた、けど重症〜

東京衛生病院での計画無痛分娩記録3日目です。これで最後です。

色々頑張ってようやくこの日の夕方にうまれました、、、

産まれたのはいいんですが、母体はかなり重症でした。

結論から言うと肛門まで裂けて尾骶骨骨折してました。。。。

ひ〜〜字にすると当時の記憶が蘇って痛い!!(気がする)

 

では当時のメモ行ってみましょう。

 

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0630起床、トイレおよび洗面済ます。

0645陣痛促進剤開始、今日は頑張れる気がしない、、、

0740内診。なんと4センチにもどってしまったとのこと!!今日がんばっても開かない可能性もあるし、麻酔使ってのんびりすごして開く可能性もあるし、、、とのこと。もし今日開かなければ帝王切開だって、、、

とりあえずあまりにいたかったため麻酔をいれて様子見。夫と相談するも答え出ず。

その後の内診で開いてないけど下がっているということで様子見。ヨガの呼吸法、レッグウォーマーでがんばる!!

1108 5、6センチまで開いてきてるとのこと。

もう少しがんばろねー!

1200陣痛きてる時、7センチ!大分帝王切開の可能性は低くなってきた!とのこと!あとちょっとだねー

あかちゃんのアタマはおりてきてないようだけど、ちょっと希望がみえてきたよ

1230母がくる。夫とお昼をたべにいく。

麻酔をへらして陣痛促進剤を追加

 1315ついにほぼ10センチにちかい9センチとのこと。ただあかちゃんのアタマがおりてきてないようなので、もうすこし!早くて夕方、とのこと。頑張って下からでてきてほしいよん

1430頭がおりてこないので、促進剤やめて麻酔減らす。右腰がいたくなってきたのでいいかんじ!

1747ついにうまれた!

 


尾骶骨が痛すぎて今日はなんもかけない

 

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最後の方、かなり雑ですね。

メモしてる場合じゃなかったんでしょう。

 

辛い夜が開け、触診で子宮口が戻ってしまったときの絶望感はものすごかったです。

ただ、そこで何か自分のスイッチが入って、めちゃくちゃお産集中モードになりました。

 

身体的、精神的に効いたのが、レッグウォーマーとヨガの呼吸でした。

入院した時から、血栓予防のため着圧ソックスを履くよう指示があり、レッグウォーマーはカバンに入れっぱなしだったのですが、集中モードになり突如「足が冷えてる!!!」と猛烈に意識。

妊娠中、夏のクーラーが効いた部屋などで手放せなかったレッグウォーマーを装着するとすごく楽になりました。

あとは妊娠中にずっと続けていたヨガで身につけた呼吸を意識することで、体から余分な力が抜けてお産が進み始めた気がします。ヨガはYoutubeでBーLifeさんのマタニティヨガ動画などを見てやっていました。

 

17時ごろ、先生が回診に来てくださり「もう産んじゃいましょう!」といって分娩室に移動。先生が準備をする間に看護師さんに呼吸の仕方をレクチャーしてもらったのですが、全く頭に入って来ず、「もう一回教えてください」などと会話する余裕がありました。麻酔はすごいです。

分娩直前に看護士さんに「H先生は切らないからね〜」と聞かされ、え??そうなの??みんな切るんじゃないの??え、じゃあ避けるままに避けるの?私の股は??混乱。でもそれどころではなく始まるお産。

直前にレクチャーしてもらった呼吸法にあわせていきみ始めます。

ふん〜〜!!ふんーーーーーーー!!!!

 

少し時間は遡り、衛生病院は4回の両親学級があります。そこで妊婦体操を教えてもらい、毎日家で行なって腹筋を中心に筋トレするよう指導されます。わたしは結構真面目なので、毎日マタニティヨガに加えて妊婦体操もやっていました。なので、結構妊婦にしては腹筋ある方だと思っていたのですが、ぜんっぜん足りなかったようで。。。

 

「もっと力いれて!!」「お腹に力入れて!!!」と言われまくり。確かに全然お腹に力入ってない!入れてるのに!!

結局、看護師さんが体重をかけてお腹を押してくれました。これがものすごい力で、「おっふ、おえっ」のような声が漏れてしまうほど、、(そして2、3日後この押された事が原因と思われるのですがものすごくお腹のあたりがだるくしんどかった。。もちろん看護師の方々や先生には大感謝しています)

 

息んでいる途中、足の間から突然「パン!」と乾いた音がしました。

(あれ?先生切らないって聞いたけど切ったのかしら?)と思いましたがそれどころではないのでいきみに集中。自分でも頑張り、看護師さん(助産師さん?)にお腹を押されまくり、4、5回息んで生まれました。

ついに終わったーーーーーー!!!

感動ももちろんありましたが(本当に人間入ってたんだ、、、)という気持ちでいっぱい。。。

最初赤ちゃんは泣いておらず、先生が口から器具のようなもので吸引したら泣き出してホッとした記憶があります。

 

夫は立ち会っていたのですが、新生児とちょっと触れ合って、胎盤を見学して退出。

そのあと先生が縫合などの後処理をされていました。

今でも忘れられないのですが、いつもクールなH先生が顔をしかめて「うわ〜。。。」って言ったんですよね。私のお股をみて。

麻酔が効いている私は、(なんかあったのかな、、もういいや、、、眠い、、、)とうつらうつらしてました。

30分以上後処理していたと思います。退出するときに先生が「おめでとうございました」と頭を下げてお祝いしてくださったのがとても嬉しかったのを覚えています。H先生元気かな。

 

18時過ぎに元いた部屋に戻ってきて、夫や母と少し会話。少し経ったあと赤ちゃんが部屋に。

 

ひえ〜〜ちっちゃ〜〜〜〜夫にそっくり〜〜〜〜

感動〜〜ひえ〜〜ついに出てきちゃったね〜〜まじか〜〜

 

こんな気持ち。家族で写真撮影やビデオ撮影をして、赤ちゃん退出。その後、先生が来てくださってなにやら説明してくれました。(赤ちゃんが来る前だったかも、記憶が曖昧です)

「尾てい骨が折れてます、あとお尻まで裂けちゃってるんで〜」

 

どうやら分娩中に聞いた「パン!」という音は尾てい骨が折れた音だったようです。びっくり。

(レントゲンなどは撮っていないので本当に骨折だったのかはわかりません)

この時は麻酔が効いており、へ〜〜まじか〜〜、くらいの気持ちでした。やっと終わったし、もうなんでもいいや、って。

 

入院部屋に移ったあと、痛み止めと抗生物質を処方されて夕食。

何度か看護師さんが来て色々な様子を見てくれました。そして麻酔がだんだんと切れてきてからが地獄!!!お尻の骨、尾てい骨が痛い!なんか熱い!!これはやばい〜〜!!!

痛み止めのカロナールが全然効かなくて、恐怖にかられナースコールしてロキソニンを出してもらうことに、、、(結局退院後1ヶ月以上毎日ロキソニン飲んでました)

ロキソニンを出してもらうまでも、また飲んで効き目がでるまで寝てられないし座りもできないし、、、

本当に辛かった泣

 

尾てい骨の痛みは4、5日で引いたのですが、お尻問題は長引きました。最初、特におトイレがつらすぎました。。。便秘が一番よくない、と先生に下剤を処方され、ロキソニンのせいで痛みはあんまりないのですがまた裂けたらどうしようと恐怖が半端なく、トイレで立ち往生し、たまに泣いていました。。。(遠い目)

また、筋肉も裂けたせいか全くお尻コントロールができず、トイレ(大)が間に合わなくなりそうになったり、「このままだったらどうしよう」と恥を忍んで看護師さんに相談したり、夜中ネットで「肛門 ゆるい」とか検索して同じ状況の人がいないか調べたり、慣れない授乳や寝不足、産後のホルモンバランスの崩れで涙がとまらなかったり、入院中もいろいろありました、、、

 

ここまで重症の人は入院中聞かなかったし、レアケースかもしれません。入院部屋入り口にはネームプレートがわりに患者が色分けされており、私は赤、ほかの人はほとんど緑、たまに黄色の人、という感じでした。色が何を示しているのかはわかりませんが、おそらく重症度なのかな?と思いました。入院中、私は毎日先生の診察がありましたが、相部屋の他の方はなさそうでした。

 

辛いことばかりなのでよかったことも書いておこう。

・授乳室では辛そうにしているとスタッフの方がよく声をかけてくれました。メンタルガタガタなときも私の様子が変なことに気づいて声をかけてくださり、話を聞いて励ましてくださいました。この出来事がなかったらその後の入院生活も退院後の生活も心折れていたかもしれません。本当にありがとうございました。入院中その人と会うことが出来ず、お礼を言えなかったのが心残りです。

・衛生病院、ご飯はおいしかったしカフェテリアのスイーツバイキングもよかったです。スイーツバイキングは毎日行った。お尻裂けてて尾てい骨折れてるのにwwwwメニューが日替わりで飽きなくてよかったです。

・レンタルパジャマ、タオルサービスは絶対おすすめ。ただ、パジャマは着心地いいといえず、また病室は結構暑いので着慣れたパジャマがある人はそれ着た方が良さげです。

・母子別室でほんとうによかった。ほんとうに良かった。大事なことなので2回言っておく。次入院する機会があったら絶対個室にします。

・授乳が辛い時、夜中ミルクをお願いすることができてほんとうに助かりました。

 

H先生はじめ、助産師さんや看護士さん、スタッフの方には本当にお世話になりました。H先生、夜中も病棟でみてびっくりした記憶があります。(看護士さん曰く、「先生は帰らないからね〜」とのこと。。おったまげ)

 

 

長くて文章もめちゃくちゃですが、もし読んでくださった方いらっしゃったらお礼申し上げます。

 

それでは〜