気の向くまま

ホットクックレシピ、こどもとの暮らしや、その他色々。

好きなレシピ本

レシピ本が結構好きで、ついつい買ってしまいます。一時期は電子書籍で購入していましたがレシピ本は紙のほうが何かと使い勝手が良いので紙の本に落ち着いています。買ってはすぐに手放すタイプなのですが、気に入ったレシピ本は手元にずっと置いてあります。

パラパラめくりながら今日は何を作ろうか探すこともあるし、作ってみて美味しかった料理に付箋を貼ったり、お友達が来てくれる時に何を作ろうか考えたり。眺めているだけで楽しい。「表紙を飾った料理」がなぜ表紙に選ばれたのか推察するのも好き。マニアックですね。

 

 

有賀薫「スープ・レッスン」

個人的に大好きな作家さんです。有賀さんの本はほかにもたくさん持っていますが、一番好きなのはこの「スープ・レッスン」。調味料が塩のみ、というシンプルなレシピが多く、それまでコンソメや中華だしを入れないと美味しくならないと思っていたわたしは目からウロコでした。有賀さんはお子さんのために何年も毎朝スープを作り続けたそうで、そのスープレシピの豊富さたるや。

本の構成は、夏から始まる旬の野菜を使った野菜がメインのスープが紹介されています。味の要となる塩の計量方法、火加減や水加減なども詳しく書かれていて、料理が苦手な人でもわかりやすい作りになっているなと思います。それに、スープは基本的に煮るだけなので失敗もしにくい料理ですよね。わたしは基本的にはホットクックですが、毎朝野菜スープを作るようになりました。よく作るのは青菜のくたくたスープ。本家レシピではオイルで炒め煮にしてからスープを仕上げるのですが、その工程を省いてしまっています。レシピ通りでは無いけれど、美味しくて、作りやすくて、何より朝に野菜スープを食べると心も温まります。前日夜に野菜切って内釜に、起きたらスイッチを入れるだけ。面倒だと思う日もありますが、なによりこどもに食べて欲しいので何とか続いています。

有賀さん、本職?が作家・ライターさんとのことでWEBコラムやnoteも読み応えがあります。是非見てみてください。

★お気に入りのレシピ

∟小松菜のくたくたスープ

∟塩鶏とじゃがいものポトフ

∟人参の塩スープ

 
 
栗原はるみ「わたしのいつものごはん」

NHK番組「きょうの料理」で紹介された栗原はるみさんの人気レシピを集めた本です。冒頭には人気ランキングTOP10のレシピが紹介されていて、1位の料理は栗原さんにとって意外な料理だったようです。

母が栗原はるみさんのファンで、「はるみちゃんはるみちゃん」と良く呼んでいたことを思いだし本屋で手に取りました。(※母と栗原さんは友人ではありません。笑)このレシピ本、たまに「今まで作ったことないものが作ってみたいな〜」と思う時や、少し手の込んだ料理を作りたいな、と思う時に開いています。我が家にとっては(小さい娘がいるので)少し濃い目の味付けが多いので、少し加減して作っています。

この本、もちろんレシピも素敵なのですが、一番気に入っているところは全てのレシピに栗原さんの思い出や家族にまつわる話などのエピソードが書かれているところ。それぞれの料理に愛情や思い出が詰まっているんだなあと感じられるてとても気に入っています。どの料理も何度も何度も作って、美味しさを追求していくストイックさには痺れます。旦那さんが気に入っているレシピのエピソードが特に好きです。昨年旦那さんがご逝去されたようで、心が痛いです。

★お気に入りのレシピ

∟きのこスープ鍋

∟失敗しないチーズケーキ

 
 
有元葉子「レシピを見ないで作れるようになりましょう。」

タイトル通り、レシピを見ずに家庭料理ができるようになることを目指した本です。本屋で読んだ時は衝撃的でした。「こんな本が欲しかった!」という感じでした。毎日の料理、冷蔵庫やストックを確認して、何ができそうかネットで検索、検索したレシピを読んで料理に取り掛かるも途中で何度もレシピを確認して、、、ということがすごくストレスだったのだと気付かされました。本のコツを実践しながら作ったキャベツ炒め、初めて食べた時は今までのものと全然違って感動したのを覚えています。

レシピ本というよりは、料理の基礎を身につけるための教科書という感じでしょうか。一般的な手順や分量、写真やイラストがたくさん載ったレシピ本ではありません。この本の使い方は、料理の流れや勘どころが書かれた文章を読んでイメージを膨らませ、本を見ずに料理をしてみる、といったものです。様々な料理が登場しますが、それぞれの料理に使う調味料、材料の詳しい分量や調理時間なども書いていません。『しょうゆをジュっとたらして』『なんとなく火が通ってきたなと思ったら』『このくらい味がつけばおいしそうかな、くらい』こんな描写です。でも、料理をしたことある人なら料理のイメージがなんとなくできるし、最初は出来なくても段々とやっていくうちに感覚が掴めてきます。本の中盤に、本に登場する有元先生の手料理たちの写真が挟まっているのですが、その料理たちのおいしそうなこと!かつ美しい。。。本屋で見かけたら手に取ってみてください。

★お気に入りのレシピ

∟キャベツ炒め

∟大根と鶏肉の煮物

∟魚の煮付け

 
一旦ここまで。随時更新したい〜